オトナの遊び

酒や女、博打の話ではない。サンタクロースの話だ。
コロラド州コロラド・スプリングス郊外にあるシャイアンマウンテンという岩山にトンネルを掘って作った、NORAD(北米防空司令部)という基地がある。合衆国とカナダに飛来するミサイルを監視し、全米の航空基地に司令を出す本土防衛の要になっている重要な部署なのだが、年に一度イブの夜に北極からやって来るサンタを人工衛星やレーダーで追跡するというイベント(というか実際はweb上と電話での話だが)をやっている。

1955年。地元のスーパーがクリスマスシーズン限定で設けた、サンタに関する質問ホットラインの広告にミスプリントでNORADの電話番号を掲載してしまったのが事の始まり。子供からサンタに関する質問の電話が掛かって来た時に、基地司令が機転を効かして答えたのが、今に続いているのだ。

自分も子供の頃サンタが来るのを楽しみにしていた軍人さんが、子供の夢を壊さないように考えた結果なのだろう。それにしてもキリスト教圏(欧米か!)の人達はクリスマスが大好きなようだ(当然だが)

毎年「ええ話やなあ」と思いながらwebを見ている。

ちなみに、ついさっきNORADから届いた最新の目撃情報によると、サンタはニュージーランド上空を通過したようだ。

http://www.noradsanta.org/jp/

最新情報
サンタはシドニーのオペラハウス上空を通過、富士山・新幹線と併走し追い越して西へ向かった。サンタの飛行速度はほぼ地球の自転速度に匹敵する模様。ということは時差に合わせて地球上各都市に到達すると言う事か(^O^)