毒書日記11
「これからどうなる?47都道府県の経済天気図」松田久一・洋泉社・¥952
日本各地の経済情勢や人口動態を都道府県・都市ブロック毎に分析し、近未来の経済見通しを天気予報に準えて予測した本。
地元の暗い見通しを確かめたいというマゾヒスティックな動機((^^;)で読み始めたのだが、実際にフィールドワークしたのかそれとも文献だけで調査したのかは分からないが非常によく分析できている。
この本を読んで分かったのは、今県がやろうとしている振興策はすべて2番煎じでもはや時流に合わないばかりか、誘致相手先の企業の戦略に真っ向から逆らうモノだと言う事。そりゃそうだ、いくら田舎の人件費が安いと言っても中国に適うはずもなし中国人より給料の差分融通が効いたり賢いかと言うと、それはちょっとねえ。