果報は寝て待て!

相方は副業で(と、本人は力説しているが)バーを経営している。しかも客がまばらなので(^^;いろんな人が一息吐きにやって来る事が多い。

その中で某新聞の支局に派遣されたA君。25歳(だっけ?)陸の王者を卒業後三大新聞に就職できたまでは「でかした!」って感じなのだが、どうもド田舎に回されたためにやる気が失せちまってるようだ。
ヒマネタ探ししてる内にこの辺のペースに馴染んで来てしまったらしい。ほんとは特ダネ抜いて、社長賞もらいーの、本社社会部栄転を狙ってるようなのだが如何せん、そんな特ダネがその辺に落ちてるような地域でもなし、かと言って匂うものを靴の底減らして執拗に追いかけるでもなく、先輩から「ネットはガセが多いから信用するな」と言われてるのか、予備調査のような事でも相方に電話で相談して来るらしい。
例えば「最近の小中学生の携帯電話の使用状況について」みたいな事でも「先生誰か教室に通ってる子にインタビュー出来ないですか?」ってな感じらしい。
何より、「新聞記者が引っ込み思案で、人と話すのが苦手」ってどういう事だ?

市川雅由さんとこに連れてって丁稚奉公させてみようか。

いろんな記者さんと(間接的に)お会いする機会は多いのだが、その中でもやはり市川さんのジャーナリスティックな姿勢に賛同し憧れる若手記者が多いのを実感する。

福島、和歌山、宮崎と来た。司法とメディアと有権者が真剣に取り組めば、全ての都道府県に事は及ぶだろう。それで今の腐敗は取り除けるかもしれない、だが根本的な事というのは自分の志だ。

地盤も無いところで義の為に立つ、大変な事だと思う。でもその選挙運動にすでに腐敗の根が及んでいる、その選挙に全力を注いでいる候補者には分からないだろうが。
かといって地元の人ならそれだけですでに腐敗しかかっているとも言えるし、権力とは始末に終えないモノだ。

特ダネ狙いなら首長にびたっとくっついてれば、ネタに遭遇する確率は飛躍的に増えるだろうが、彼の場合そうも行かない。

と言う訳で、A君の地方局回り・地道な修行の日々はもうしばらく続きそうなのである。