今日の一冊

といっても、今日一日で読破した訳ではないので予め断っておく。
ここんとこ読書時間が、相棒が起床不能の昼飯時か、帰宅後の数時間に限られてるので本が読めない。もちろん仕事もしつつ、わんこやにゃんこの世話もし、その上肉体労働が減ってるので、急速に体の衰えを感じつつの話だ。


「またまた自動車ロン」福野礼一郎双葉文庫・¥667


徳大寺のじいさんが「間違いだらけ・・・」を止めると宣言してこの市場が最近騒がしい。もっとも本書はその前から平行して、別メディアで書き連ねて来た原稿を集めたモノだ。唯、クルマの辛口評論というと結局似たような切り口になってしまうのはしょうがない。

著者は物理とデザインの両面から攻めて来るが、実は番外編の「戦車インプレッション」や「拳銃の製品性からみた各国の工業レベル」の方が興味深く、しかも面白い。


文庫判の悲しさか、原文の初出がもう10年前なのよ・・・