懲りない会社、マイクロソフト

PC歴の長さはそのままトラブルとの戦いの歴史と言える。

ROM-BASICに始まりCP/MPC-DOSMS-DOSそして苦闘の始まりであるWIN2.11。3.0、95、98、Meと見た目は進化しても所詮は16bitコードを見放せない(つまりそのユーザ層をあっさり切ると言う事は自社製品ユーザの大部分を放り出す事に他ならない。)つぎはぎと、場当たり的な対策の寄せ集めでいわゆる「スパゲティ」なコードに過ぎなかった。

この時期に、オープンソース陣営が「打倒マイクロソフト」に真剣に取り組んでいたらと思うと残念でならない。この頃には、市場はほぼ席巻され対抗出来るOSとしてはワークステーションの流れを汲むLinuxと、信者とも言えるコアなファン層とDTP業界から熱烈な支持を集めるMacOSしかなかったと言える。
OS市場をほぼ独占したMSは、インターネットエクスプローラというウェブブラウザをOSのオマケに付け、唯一インターネットに「有償ブラウザ」の橋頭堡を築いていたnetscapeさえも退け、目の上のたんこぶだったappleも傘下に置き、ソフトウェア業界ひとり勝ち状態になってしまった。(その後、本国で独占禁止法違反で名目上処分を受けたのは記憶に新しいところ)

それからまた6年。またもや懲りもせずに、見た目だけ派手で未完成なVistaをリリース。しょうが無いのでパワーユーザは「比較的安定している」XPで模様眺めの様相。

それで、長々とPC及びOSに関する興亡史や思い出話を書いて来たが、結論として

「お前んトコの会社は25年も独占で儲けてきたのに、なんでウチのPCはトラブルフリーにならねえんだ!」

ということだ。要するに八つ当たりであり、負け惜しみである。
だがしかし、これはかなり重要な事でもあり、多分世界中の数百万人が同じ事でムカついてるのではないか?と思うのだが。