「暗黒の塔」完結

ほんとは相当前に終ってたはずなのだが、文庫判でしかも遅読のためにここまで長引いてしまった。

スティーブン・キング畢生の大著「暗黒の塔」シリーズがようやく完結した。

第一部の「ガンスリンガー」の日本語版が単行本で出たのが1992年だったので、15年掛かった事になる。第一部の訳者あとがきでは、「作者の存命中に完結する事はないのではないか?」と言われていたが、長かったが思いの外あっさりと終ったなという感じもする。

内容は簡単に言えば「夕陽のガンマン」と「ロード・オブ・ザ・リング」を足して2で割ってSF風味に味付けした、とも言えるのだがまあファン(だったらもう読んでるか)あるいは時間があリ過ぎて使い道のない人にはオススメ。

これでようやく一区切り付けて他の本に向かう事が出来る。肩の荷がおりた。

ちなみにだが、シリーズが始まった当初から主人公「ローランド・ディスチェイン」の風貌をクリント・イーストウッドに重ね合わせていた読者は多いと思う。