地方の行く末

自民党がここしばらくやって来た、地方振興や選挙目当ての財政出動による公共事業の見直し、地方分権・税源委譲等の行政改革により、ヒモつきのハコモノ限定補助金が減らされた為に自助努力の足りない放漫経営の自治体が音を上げ始めている。(内閣が変った事で少しペースが落ちるかも知れないが)

今春の「夕張市財政再建団体移行」はショッキングだった。

あまり知られてはいないだろうが、夕張市が初めての「破産した自治体」ではない。
福岡県旧赤池町と言うところが最初らしい。(奇しくも夕張と同じ炭坑町だった)
その再建に関する文章を読む事があったが、まさに「鉛筆を持てなくなるまで使う」という涙ぐましい、住民にも大変な負担を強いる困難な道のりであったようだ。

昨今、国や都道府県など上部の自治体に甘える余地が無くなって、赤池や夕張と同じ運命をたどる市町村が続出するのではないかと言う論がまことしやかに流されている。

現に本市も他聞に漏れないのではと危惧する向きも有る哉に聞く。(まあ、当局は当然否定するだろうが。)
由利本荘市のHP、何度も書く様だがレイアウト崩れてるってば!しかもその崩れてるゴミの中に「資料ダウンロード」ってのがあり(当然の様にクリック出来ないのだよ。)ならばと、検索エンジンから「人口千人当たり普通会計職員数 秋田」でググれば05年度の資料ながら、本市の公務員数が同規模の自治体に比べて倍の人数だと言う事が分かる訳だ。(平均給与が少し安いのが救いか?)


市町村財政比較分析表(由利本荘市 平成17年度)

http://nsmailsv.city.yurihonjo.akita.jp/www/contents/1143104894374/files/-.pdf

まあ、この資料自体は公表されてるものだからいいのだし、ファイル名もランダムに付いてるようだからオレはこれ以上掘らないつもりだが、「鉱山技術者」ならきっと面白い物を見つけるかもな。

以前から「看板にカスが着いてるから掃除しろ!」と言って来たが、一向に直る気配も無く(オレのごまめの歯ぎしりなんぞ役人は見てねえだろうからな)、資料も市民に見せない、掲示板作って批判が書き込まれると閉鎖する。そういう姿勢(市政?)で下らないハコモノばっかり作ってるとえらい事になるよ。(それともほっかむりして逃げるつもりなのかな?)

「夕張問題」鷲田小彌太祥伝社新書・¥740+税