米沢・南陽参拝珍道中記

知人に誘われ、上杉神社参拝に行って来た。米沢牛を奢ってもら
えるという話だったのでホイホイ付いて行ったのだが、結果は
キツいモノだった。

6:00絵師と生徒1名をピックアップして出発。象潟のCVS
で飲み物とおにぎりを調達。有料区間と無料区間がブチブチ途切
れに続く山形道で、一昨日買ったばかりのETC車載器のありが
たみを感じつつ、9:00米沢駅着。まずは名君の誉れ高い
上杉鷹山公をまつる上杉神社に参拝。
本殿で結婚式の真っ最中な上に、七五三の子供まで居て、地元
での鷹山人気に感心する。
さらに「毘」の旗印が上杉謙信公に発する上杉家の旗差し物であ
る事に気づく。(よく陸自の戦車にもマーキングされてる)
境内の池には鯉がいっぱい、餌を買ってやるがハトの方が
かえってその餌をアテにしているらしく、急に人気者になって
しまった(^^;おまけに腕を引っ掛かれる。

11:00別動隊と合流しようとするが、待合わせ場所に来てな
い。さらに聞いていた電話番号から検索した地図が間違っていて
更に連絡も取れない。ウチの旅行は常に、正午近くなるとオレが
キレかける展開になる。相棒ももう慣れたモンだ。諦めて当初の
目論見通り米沢牛を自前で食おうと思っていたら、携帯が鳴った
予定より1時間遅れで自然食「かんの」で昼食。座敷が苦手な
オレと絵師は正座したり足伸ばしたりしながらやっとの思いで
90分を過ごす。
完全にハメられた感じ(*_*)

その後また別行動に、絵師は「絶対米沢牛食べる!」と言うし。
オレは次の目的地である熊野大社への道をどうするべきかと悩んで
いたのだ。途中高畠町で「日本三大文殊・亀岡文殊」と言う文字を
見つけ、中1の生徒の将来を祈るために寄り道。さらに、車窓から
「あっ、アダムスキー型空飛ぶ円盤だ!」と向かったところは
先日書いた「泣いた赤おに」や「ごんぎつね」の作者として有名な
浜田廣介記念館だった。
ちなみに高畠町は「スイング・ガールズ」やスタジオジブリ「おも
ひでぽろぽろ」の舞台でもある。今回はすぐ近くの立石寺(通称
山寺)は足腰の関係で割愛した。
国道13号線をさらに北上。ようやく南陽市に入り、熊野大社の案
内が目につき始める。そこで「米沢牛ステーキ『番菊』」の看板が
目に入ると相棒が「そこでステーキ食べよう!」と言い出した。
すっかり忘れたと思ってたのに、ほんとに食うのかよ!って感じだ
が、米沢=ステーキの相棒と育ち盛りの生徒に押しきられるカタチ
で入店。昼食から2時間しか経過してないのだが・・・メニュー見
て相当ビビった。ステーキだと最低コースで¥6000から!(現
に後から入って来てメニュー見て帰ってく連中も居た。)
で、結論だけ言うと、悔しいけど美味いの。フィレの100gで赤
ワインソースだったのだが、正直塩コショウで食わして欲しかった
肉のカット、焼き加減とも概ね合格。付合わせは無駄だから無くて
も構わん。それにしても祭日だったとはいえ15:30にレストラ
ンがあれ程の来客というのには驚いた。
さてあとは、もう一つのメインイベントだ。途中で「疲れてるんじ
ゃない?」と聞かれながら(あたりめえだろうが、疲れてるに決ま
ってるだろ!オレしか運転できねえんだから。)熊野大社着。もう
秋の日は傾いている。折悪しく本殿改修の最中だったが絵師のたっ
ての希望だったので参拝。おみくじを引き、オレと絵師は大吉(不
吉な!)生徒は吉(それぐらいがちょうどいいのだよ)

次はおみやげだ。早くも引退後の悠々自適趣味生活を考え始めてい
る局長に、研究・参考のためのそばを依頼されていた相棒は、この
まま買う機会を逃すのではないかと焦っていたようだ。
13号線山形市手前(南)帰る途中なら右側に「山形観光物産館」の
文字発見!無事に土産も揃えることができた。(教訓・山形市以南
に観光に行くなら、クルマが南を向いている・つまり行きに土産を
ゲットすべし!)

さあ、後は帰るだけだ。20分ぐらい13号線・連休最終日の帰宅
ラッシュに付き合い山形蔵王ICから山形道へ、高速自動車道路の
意義を理解できない人も東北地方には多いなあ、等と思いつつ
20:30帰着。待ってたのは「暴ヶ社」さんのうめぐさ原稿の依
頼だった。(もちろんロハだろうが(^O^))

さすがにATでも14時間運転したら疲れる。さらにまた飲んでる
し、それにこの投稿に1時間。嗚呼、自営業で助かった・・・