毒書日記4

今夜も本棚片付けるぞ!おー!

「問題な日本語」北原保雄編・大修館書店・¥840

コンビニとかファーストフード店に行くとほんとにムカつく。
「マニュアル通りのゴタクはいいからさっさと用件だけ片づけろ!」
と叫びたくなるのだ。オレも客商売してたが時代が違うなあと
感じる。続刊は似たような内容で読むほどにムカつくので、マゾ
の人以外は読む必要なし。

「31歳からのハローワーク」宝島文庫・¥638
「パチンコ『30兆円の闇』」溝口敦・小学館・¥1470

格差社会」だとか死語かもしれないが「勝ち組負け組」等と
言われる時代。オレ達は食うために日銭を稼がねばならないが、
好むと好まざるとに関らず、拝金主義に陥りカネの為なら手段を
選ばない風潮というのは嘆かわしい限りだ。これも民族問題と
関係があるのかもしれない。

「帝都東京・隠された地下網の秘密」
              秋庭俊新潮文庫・¥629

東京の地下鉄や駅には、利用者が知らないトンネルやフロアが
いたるところにあるらしい。資料分析と足で稼いだデータの積み
上げによる労作。月に2、3本も似たような一丁上がりのミステリ
もどきをでっち上げ、売れっ子作家・ドラマ化などやっつけ仕事
ばっかりしてるネタ切れ作家がごまんといるのに、ほんとに
ご苦労様と頭が下がる。物事の真価をもっと見るべきだ。

スタインウェイ戦争」誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか
             高木裕・洋泉社新書・¥740

馴れ合いもたれ合いによる既得権益の確保、と言う問題はどこに
もあるのだが、クラシックピアノ業界でもそういうのが厳然と
あるらしい。それに一人で立ち向かった男のノンフィクション。
やはり事実にはそれなりの重みや面白さがあるモンだ。