毒書日記7

ウェブ進化論」・梅田望夫ちくま新書・¥740
「グーグル Google]・佐々木俊尚・文春新書・¥760


世間では今「Web2.0」と言うのが一つのキーワードになって
いる。HP記述言語であるhtmlの仕様の事なのだが、転じて個対個
のネットビジネスの様な意味に使われているようだ。
例えば題材になっているGoogleをはじめとする個別ネット
広告やAmazonなどのお薦めデータベースがそれに当たる。
全く世の中には頭の回る連中がいるもんだ。


「自分のルーツを探す」
         丹羽基二・鈴木隆祐・光文社新書・¥720


男が中高年になった時にハマるものに、旅行・蕎麦打ち・先祖探
しがある。今まで家族のために必死に働いて来たが、残り少ない
人生の先が見えた時に「自分が何者であるのか?」という思い
に囚われるせいだろう。ルーツ探しのノウハウを実例付きで解説


「平成三十年への警告」・堺屋太一朝日文庫・¥600
「10年後の日本」・日本の論点編集部編・文春新書・¥730



格差社会学力低下少子化・国際情勢の変化など、現在社会の
キーワードになっている問題を放置した場合の近未来シミュレー
ションが奇しくも2冊ならんでしまった。笑ってしまうぐらいに
未来は暗いぞ!(^O^)


「視聴者が動いた〜巨大NHKがなくなる」
               田原茂行・草思社・¥1600
「新聞がなくなる日」・歌川令三・草思社・¥1400


NHKや朝日新聞の一連の不祥事は、日本の巨大メディアの中で
進んでいる腐敗の一端を垣間見せるモノだった。
この2冊、タイトルは似てるし出版社も同じなのだが論じている
内容には多少違いがある。まずNHKの問題、これは内部腐敗
そのものだるが、新聞の話は活字メディアの将来があるのか否か
という事にこそ主眼を置いている。
頼り切っていた文中にも頻出する「オーマイニュース」という
インターネット新聞。「誰もが記者」というのがウリなのだが
実態は韓国資本の反日左翼掲示板と同じなのだ。最近ではプラ
イベート画像流出で株価どん底mixiとならんで2ちゃんの
最優先攻撃対象になっているようだが。)
大メディアの横暴にムカついてるのはみんな同じだろうが、
この機に乗じてってのは、大衆を愚弄しすぎなんじゃねえか?

中学生に偏向してると言われ少々落ち込み気味(^^;