「オンライン」の時代/続トヨタ嫌い

世の中には一体何台、というよりも何Z(ゼタ(10^21))あるいはY(ヨタ(10^24))バイトのオンラインストレージ(ネットに繋がっているHDDやメモリー)が存在しているのだろうか?

なぜ、こんな目眩いがしそうな「天文学的な」と表現しても良さそうな事を考えているかと言うと、オレの様な市井の片隅に生きる人間にさえ希めば、徒然なる日記を・誰が読んでるとも考えずに書き散らす事が出来るというこんな社会(ちょっと前なら考えも及ばなかった程の「記憶領域のデフレーション」とでも言ったらいいのか)が今目の前にある。
そしてもう一つ、創刊から欠かさず買って読んで来た「カーマガジン」という雑誌がとうとうデジタル化される事になった事。(紙フェチの人は歯牙にも掛けないだろうが、紙印刷版より20%引きで読めるという設定は何とも微妙な線だ。)
通刊340号になる雑誌(30年近い)がこの先同じぐらい続くとして、一冊あたりの文字や写真のデータ量は果たしてどのぐらいあるのだろう?何十年か先に突然「この号のこの記事を見たい」と思った時、そのデータは果たしてネット上にちゃんと存在し得るのだろうか?
ご承知の通り、HDDというのは精密機器だが最近はだいぶコストダウンと量産効果のおかげで、容量あたりの単価はオレがコンピュータに関り始めた頃の数万分の1まで安くなった。かわりにかつて一生モンと思われたHDDと言うメディアがもはや「壊れるのは当たり前の使い捨てメディア」になってしまったのである。
考えてもみねえ、普段仕事で真剣になって・命がけでやってるデータでも、オレのように酔って勝手気ままに書き散らしている文章でも同じように危険に晒されているのだ。

つまり、(急に噛んで含めるような言い方にはなるが)「全てのオンラインデータは「ネット上のメディアに記録したら絶対安全」と決して言い切れないと言う事だ!

果たして数年後にオレを筆頭に、みんなの書いた事や御社のHPはどのぐらいの割合で生き残っているでしょうか?
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今日は「サンデープロジェクト」から「NHKスペシャル」までずっとトヨタ漬けの一日だった。
トヨタの工場が国内海外を問わず、常に品質管理に徹底的に取り組んでいるのは嫌と言うほど分かった。
けども、「その元の設計やスタイリングが嫌い」なのだから。
機能と言う程の合理性にも徹している訳でもなく、自社部品を寄せ集めて市場を「このぐらいでいいんじゃね?」とナメきった図面を工場に回してそれで良しとする社風。その性根を悔い改めないうちは、トヨタは「世界一のくず鉄工場」でしかない。お前ら要らないから愛知県と一纏めに中国にでも行ったらどうだ?