バルサ敗れる!

というのが今のトップニュースだろうが、どっちも応援してないサッカーは正直つまらん。それにしてもロナウジーニョっていい選手なのだがブサいなあ。
’98にバルセロナへ行った時の日本人ガイドのおっさん。仕事よりバルサが大事だと言ってたが、今現地は日曜の昼、涙流さんばかりに悔しがってる事だろう(^O^)

それにしても、日本人っていつからサッカー好きになったのだろう?Jリーグが始まる前は日韓定期戦でもやられっぱなしで「あーあ」って感じだったのが。最近じゃ(予選リーグで散々な目に遭うにしても)ワールドカップにまで出るようになってしまった。
Jリーグはほとんど観ないが、天皇杯の決勝とフル代表のAマッチは必ず観るようになって、オレにしてからがこれなのだからバブル崩壊と共に日本人の大半が「代理戦争」と言ってもいいようなサッカーにカタルシスを求めるようになっているようだ。
ある意味「一億総中流意識」から脱却してグローバル化を受け入れ、世界の潮流の中に投げ出されるのを覚悟した結果の様にも思える。
安倍首相の言う「美しい国」なんてのは、世界の荒波の中で自信も何もかも失っている日本人に、すがるべきアイデンティティとして「日本人としての誇りや気概」を便宜的に投げ与えているだけなのだ。

政治家が日本を崖っぷちから飛ばせ、溺れている日本に浮き輪を投げるのも政治家。何ともやりきれない話ではないか。
確かに日本もいつかは、経済的にあるいは政治的にアメリカの軍門に降るのは必定であったのかも知れない。でもその機に乗じて政治の失策を弱者に押しつけるのは果たしてどんなもんか?

因みに「今の痛みに耐えて構造改革」「再チャレンジ」等の「絵に書いた餅」を強く支持し「郵政造反組の復党」を変節と捉えて支持率を低下させている「力」は一番救われる見込みの薄い層だというのも何とも皮肉なことだ。