金曜大工

ようやく秋田の冬らしくなって来た。ウチの仕事場兼もみじのお家は川端に建っており、季節風が強くなると日本海からの強風がマトモに吹き付けて来る。(昨シーズンは朝来て見たら玄関前に1mの吹溜りが出来ていたし、家自体が悲鳴を上げる。)しかも8角形を2つくっ着けた奇をてらった形の所為か、最近二階の床が壁沿いで下がっている。そこから風が吹き込むという実に風通しのいいウチなのだ。

隙間があまりにもひどかったので例によって相棒が「自分で塞ぐから、材料だけ選んで」と言い出す。嫌な予感を感じつつ、○メリでシリコンシーラントを購入。知ってる人は知ってるが、シリコンを隙間に注入するにはガンと呼ばれる道具が必要。相棒の握力を考えて、先端を大きめだがなるべく余計なところに付着しないようにカットして「要らないティースプーンとティッシュを用意して、なるべく細めに塗れよ。」とアドバイス。しかし結果は推して知るべし・・・

壁と床の間に10mmも隙間の空いてるウチなんぞ聞いた事がない!

さっそく、隙間を塞ぎつつ12mm厚の合板で出来た床を引き戻すべく考えてみた。2階の床下、すなわち店の天井裏に入って下から作業すると言うのは端から不可能。ならば上から引っ張り上げる以外にあるまい。こういう時に昔の仕事が役に立つモノだ。「本荘の東急ハンズ」である菊○商店や88に連絡して、プラスティックのアングル(L字型のレールみたいなモンだと思いねえ)を手配、その間よっさんに電話しーの、トラック借りーの、「ウチの車以外みんなブレーキが良く効くなあ」等と思い、さて今日の佳き日に至ったわけだが。

L字型ってったら普通90°に出来てると思うでしょうが!これが用途上だと思うのだが鋭角なのね・・・来ちまったモンはしょうがねえから、取り敢えずそのまま仕事を進める。いくらプラスティックってっても厚さが2mmもあったら、さすがに穴を開けないと釘が打てないので、簡単なDIYと思って始めた隙間風塞ぎが、ドリル・鋸を駆使しつつ床に這いつくばってする苦行になってしまった。その上今日一日で1/3しか進まなかった・・・

キツいなあ・・・