独占禁止法違反!

いちおう、嘘でもPCと25年付き合って来てるので(しかもそのうち2/3ぐらいはプロもどきの末席を汚して来た)ソフト屋さんの気持ちも少しは分かる。

が、昔のような群雄割拠の時代と違い、今や間違いなく寡占状態だ。

マイクロソフトは、IBMNECの弱小ローカルOSを蹴散らし・吸収し、最後のライバルと見られたMacOSさえも自家薬篭中のものとした。今やOSの世界ではLinuxだけが敵と言えるだろうが、もはやイデオロギーや趣味の世界なので普通のユーザにはWindowsMacOSかいずれにしてもMSしか選択の余地はないようだ。

同じようにAdobePhotoshopIllustratorの画像に特化したソフトハウスだったのがPageMakerで業界スタンダードだったAldusを吸収、web分野にも乗り出した(正直言ってPagemill等という半完成品に出したオレのカネを返して欲しいもんだ。得意の画像編集だってそこで育った連中なら問題なかろうが、お世辞にも使いやすいとは言えないユーザインターフェース)そして、あろう事かMacromediaをも吸収してDreamweaverFlashを自社製品として売り始めた。

取り敢えずweb製作に必要そうなアプリを正規ユーザとして入手すると、AdobeのCS・MacromediaのStuio8両方で40万越える!

これがアメリカ流の「正しい」資本主義なのだろう。オレは納得いかんけどな。

彼の国では企業家として成功すると、やたら名声の為かあるいは国民性なのか社会活動に寄付するらしい。まあ、会社の名を売るのにはお誂え向きだし、そういうとこに出したカネは税法上控除対象になるらしいから・・・

だが一つだけ言いたい。「御社がここまでの成功を遂げたのは、社会的に恵まれない人達ではなく、御社の製品を仕事のために『不当に高い金額』で泣く泣く買っているユーザのおかげなのだ。」と。

アメリカ合衆国は一応キリスト教国なので、「隣人を愛せ」ば自分の罪が赦されるらしい。