ホテルオタク

世の中にはホテルオタクやマニアと言える人達が少なからず生息している。
公私を問わず、旅費を節約する生活には考えにくいだろうが、動かし難い事実なのである。

なぜ、同じ時間を過ごすのに一泊素泊まり¥3,500のカプセルホテルや¥2,000ぐらいで済む健康ランドの夜明かしではいけないのだろうか?

この事についてオレには合点が行くのである。即ちホテル滞在と言うのは「非日常」なのだ。自分で飯の支度しなくていいし、掃除もやってもらえる。年に何度もあるわけではない東京出張や旅行が「日常からの逃避」になるのである。だからホテル好きは基本的に女性的な嗜好なのだと思われる。(メチャクチャ少ないサンプルから強引に似非統計をひねり出す『o-yagi総研』という脳内シンクタンク(以後oskと称する)の試算による)即ち「自分で作らない料理はすべておいしい」あるいは「掃除もベッドメイクも人任せで夜景がきれい」などの、ちょっとムカつく考えなのだが・・・

なかにはその「ホテル好き」を商売にしようとする輩も出て来る。

以前「ホテルジャンキーズ」というサイトを運営し、同好の志を募ってその投稿を自分のものにして本を出した石坂某という女は同サイトの会員から告訴された。

そんな中、本業は別なのだが(プロのピアノ奏者。仕事上全国を旅行してるのだが都内に自宅があるにも関わらず1年の半分はホテル暮らし)趣味でホテルインプレッションをサイトに書き始めたら読者には大受け、ホテル関係者には恐がられる反面、知らない若いスタッフややる気のない連中には相変わらず「日本のホテルは・・・」と思う様な扱いを受けてるらしい。そこが読みどころなんだけどね。


yksonik喜怒哀楽

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