不思議な電話

本夕刻、随分昔の「秋田県在住画家展覧会@本金西武」みたいな場で耽泥先生の作品を根こそぎ買って頂いたという県出身者から電話あり。

「もっと他に作品は無いのか?出来れば回顧展を、自分の作品とコラボするようなカタチで」みたいな話だったようだ。

耽泥先生はそれこそ「絵に描いた様な絵描き」だったせいか、描き貯めた絵は残らず売りそれを次の絵のための取材としての旅費や、一時所得でキリギリスに近い生活をし、「自分の命を質に入れる」事を嫌ってビルヘンを建てる時もローンの担保に生命保険に加入する事を拒否した。(その頃は今の様な経営状態は想像もつかなかったのだろう)だから耽泥先生の作品は手元にほとんど残ってないのだ。

もし話が本格化すれば、耽泥先生の絵を持ってくれている人達に連絡してある程度の数は借りられると思うのだが・・・

何となくうれしいような、切ないような電話ではあった。

ちなみにweb担当者としては、どういう経路でウチに電話が来たのか気になるところではあるが、その中に佐々木大輔君が絡んで居るらしいのは少しは救いになる。