「KEN」復刊
県内には根深いアレルギーがあるようだ。これは県民性故なのか?
そもそも市川雅由氏が「魁」(即ち県内の全地元メディア)を向こうに回して喧嘩を始めた時、そして件の雑誌「KEN」が創刊された時に、生活がある一定以上であった人々は「オレの周りを騒がす異分子は敵」という単細胞な反応しか出来なかった。
現にオレも幼なじみから「自分の恩人を糾弾しているから、この本は『悪趣味なのぞき見雑誌』」だと言われた。ほんとうにそうだろうか?
時にイエロージャーナリズムは、センセーショナリズムの走るものだ。(東スポやイギリスのタブロイド紙等がいい例だ。)
しかし、この雑誌が休刊(とは本人は言ってないが)している2年程の間、秋田県はどん底まで来てしまった。この先またその場しのぎをやれば数年はカタストロフィを先延ばしに出来るかもしれない。だが、結果として落ちる為の崖を高くするだけの話ではないのか。
声なき声はもはや行き場がなくなっている。ガス抜きの為に「KEN」は必要だし勿論できれば、この「クソ田舎」をいい方向に向ける起爆剤にでもなってくれればと、はかない希望を抱いている。