どこかで聞いたような話、再

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ついさっきの号外「小沢代表辞意撤回」・・・

何度も見て来たような、こないだの自民総裁選でもあったような、「取り敢えず私は遠慮します。でも是非ともってみんなが言うのなら。」「責任とって辞めます。ここの人達は私をトップとして次の選挙戦う為にはあまりにも経験不足。でもみんなが引き止めてくれるのなら。」

2大政党制といっても所詮手綱を握ってるのは同じ穴のムジナ。一旦は遠慮して、勿体付けた上で、「どうしてもって言うなら、ここは譲れないからね。」という、いかにも日本的な「腹芸政治」。正直言って、選挙の結果さえも数合わせの道具にしかならない。これじゃ有権者が幻滅するのも当たり前。

もういい加減にしてもらいたいモンだ。


しばらく放っておいたクルマのエンジンオイル、「チェックしないといかん」と思い続けて本日ようやくチェック。レベルゲージに届いてなかった・・・1リットル/5000km!過去の車歴見てもこんな2ストロークなみのオイル消費量は初めてだ。
残り車検・走行距離・ウチの懐具合を睨み合わせてもかなり追い込まれた状態なのは明白。

また胃の痛い日が続くか・・・

不思議な電話

本夕刻、随分昔の「秋田県在住画家展覧会@本金西武」みたいな場で耽泥先生の作品を根こそぎ買って頂いたという県出身者から電話あり。

「もっと他に作品は無いのか?出来れば回顧展を、自分の作品とコラボするようなカタチで」みたいな話だったようだ。

耽泥先生はそれこそ「絵に描いた様な絵描き」だったせいか、描き貯めた絵は残らず売りそれを次の絵のための取材としての旅費や、一時所得でキリギリスに近い生活をし、「自分の命を質に入れる」事を嫌ってビルヘンを建てる時もローンの担保に生命保険に加入する事を拒否した。(その頃は今の様な経営状態は想像もつかなかったのだろう)だから耽泥先生の作品は手元にほとんど残ってないのだ。

もし話が本格化すれば、耽泥先生の絵を持ってくれている人達に連絡してある程度の数は借りられると思うのだが・・・

何となくうれしいような、切ないような電話ではあった。

ちなみにweb担当者としては、どういう経路でウチに電話が来たのか気になるところではあるが、その中に佐々木大輔君が絡んで居るらしいのは少しは救いになる。

振り出しへ戻る、でもって再シャッフル

小沢一郎がこのまま「呉越同舟」の民主党でおとなしくしているはずが無いと思ってたが(たいていの人はそう思ってただろう)党内左派に気兼ねするのが面倒になって、代表を辞任する事にしたようだ。
どこへ行っても造っちゃ壊しを繰り返して、ほんとはどうしたいのか良く分からん「永田町の不動産屋」だ。まあ角栄の直系の弟子だから、自分がトップに座るよりはキングメーカーになって長く影響力を持ち続けたいのかもしれん。
本人は「代表辞任であって、決して離党ではない」と言って居るようだが、どこまで本当か怪しい。
解散総選挙をにらんで平沼他を巻き込んでの「第3勢力」「新保守」なんて動きも・・・まあ基本的に何でもありだから。

願わくばこの混乱で、本県知事およびそのバカ息子の足元に激震が走って欲しいものだなと思う。

最新PC事情散見、モーターショーに思う

ここんとこ2世代前のソフトを使いつつ結構満足してるので、最新のハードウェアに興味を持つ事もなく(つまりは「経済的なフェイルセイフシステム」がオレに対しては受動的かつ有効に働いている」という事なのだが)、お招き頂いて某社の展示会に行って来た。

こういう分野は常にアンテナ張ってないと「あらっ」という事になるのは自明の理なのだが、取り敢えずウチのマシンが「許容出来る範囲の主力機」から見て1/5程度の処理速度である事を確認し、「オレの思考速度なら丁度いい範囲だな」等と自分の「好き心」をなだめておくことに成功する・・・

トレンドを好きなだけ追い込んでいいなら、今頃ウチの仕事場はフルタワーの死体置き場と化しているだろうし、とっくの昔に引っ越しているかも知れん。


時を同じくして(?)東京モーターショーが始まったが、今回の傾向は「若者のクルマ回帰への方策としてのスポーツ指向・そして地球や人にやさしい」という事らしい。が、どれを見てももう一つピンと来ないのはオレが老化してるせいなのか?

例えば今回メディアが好んで取り上げる物件と言えば、

1・柔らかいボディーのクルマ
2・運転席とタイヤが自由に動き縦列駐車やバックの概念が無いクルマ
3・恐らく若者には見向きもされないGT−R
4・単なる2ボックスカーになってしまったインプレッサWRX(奇しくも直接のラ  イバルであるシトロエンC4やフォードフォーカスも似たようなデザインだが)

辺りなのにどうも覇気が感じられない。

学者の責任とは

勿論オレの事ではない。

それにしても、生来のひねくれ者なので既成事実に疑いを差し挟みつつ生きている。
今回の本も、前著のタイトルに惹かれて買ったのが面白過ぎた為に本屋で見かけるなり衝動買いしてしまったものだ。

下手に紹介するよりも表紙の惹句を引用した方が余程分かりやすいだろう。

曰く、

京都議定書は『現代の不平等条約』だ!」
二酸化炭素を削減しているのは日本だけ?」
バイオ燃料は誰にとって好都合な燃料か?」
「レジ袋削減とエコバッグ推奨運動は大間違い!」
「リサイクルは『資源のムダ使い』『利権の温床』だ!」

どうです?少しは読んでみたくなりましたか?

付け足す事があるとすれば
ノーベル平和賞と国連もエネルギーや資産の浪費以外何ものでもない!」


環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」武田邦彦洋泉社ペーパーバック
                            ¥952+税

県民性?

NHKの農業に関する討論番組を見ていて、スタジオに呼ばれるパネリストの顔ぶれに恣意的な物を感じた。

秋田県の農家代表は、見たところ県南の山間部で零細な米農家をやっている70代中盤・後取りは農業に見切りを付けて役場か農協に勤めているかあるいは仕事を求めて実家を出て行っている、と言う感じの人なのだが、秋田の農家がみんなそういう立場な訳はないし、他の応募者が居なかった筈も無い。

その人が「ウチは農地も良くないし・・・」と発言して「あんたはなぜ努力して転作しないんだ?ただ絶望してるだけじゃどうにもならんぞ!」と北海道の農家からツッコミを入れられていたのが印象的。
そういう時に「そんな時間的・経済的余裕はない。第一いい作物を作れば自然に消費者の目に止まるなどというのは流通に有利な都市近郊や若い者が大勢いる積極的な営農団体だけだ!」と反論出来ないのが秋田県人ってことなのかなあ。

県民性については祖父江孝男博士のその物ズバリ「県民性〜文化人類学的考察」(中公新書)という名著があるが、一時期流行った「県民性モノ」の相性占いのたぐいはすべてこの本を下敷きにしていたフシがある。

何はともあれ国営放送さえも世論をミスリードしようと企むのは如何なものか・・・

地方の行く末

自民党がここしばらくやって来た、地方振興や選挙目当ての財政出動による公共事業の見直し、地方分権・税源委譲等の行政改革により、ヒモつきのハコモノ限定補助金が減らされた為に自助努力の足りない放漫経営の自治体が音を上げ始めている。(内閣が変った事で少しペースが落ちるかも知れないが)

今春の「夕張市財政再建団体移行」はショッキングだった。

あまり知られてはいないだろうが、夕張市が初めての「破産した自治体」ではない。
福岡県旧赤池町と言うところが最初らしい。(奇しくも夕張と同じ炭坑町だった)
その再建に関する文章を読む事があったが、まさに「鉛筆を持てなくなるまで使う」という涙ぐましい、住民にも大変な負担を強いる困難な道のりであったようだ。

昨今、国や都道府県など上部の自治体に甘える余地が無くなって、赤池や夕張と同じ運命をたどる市町村が続出するのではないかと言う論がまことしやかに流されている。

現に本市も他聞に漏れないのではと危惧する向きも有る哉に聞く。(まあ、当局は当然否定するだろうが。)
由利本荘市のHP、何度も書く様だがレイアウト崩れてるってば!しかもその崩れてるゴミの中に「資料ダウンロード」ってのがあり(当然の様にクリック出来ないのだよ。)ならばと、検索エンジンから「人口千人当たり普通会計職員数 秋田」でググれば05年度の資料ながら、本市の公務員数が同規模の自治体に比べて倍の人数だと言う事が分かる訳だ。(平均給与が少し安いのが救いか?)


市町村財政比較分析表(由利本荘市 平成17年度)

http://nsmailsv.city.yurihonjo.akita.jp/www/contents/1143104894374/files/-.pdf

まあ、この資料自体は公表されてるものだからいいのだし、ファイル名もランダムに付いてるようだからオレはこれ以上掘らないつもりだが、「鉱山技術者」ならきっと面白い物を見つけるかもな。

以前から「看板にカスが着いてるから掃除しろ!」と言って来たが、一向に直る気配も無く(オレのごまめの歯ぎしりなんぞ役人は見てねえだろうからな)、資料も市民に見せない、掲示板作って批判が書き込まれると閉鎖する。そういう姿勢(市政?)で下らないハコモノばっかり作ってるとえらい事になるよ。(それともほっかむりして逃げるつもりなのかな?)

「夕張問題」鷲田小彌太祥伝社新書・¥740+税